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漫画『イノサン』『イノサンRouge』『孤高の人』著者・坂本眞一インタビュー！ SEASON2 第4回～『イノサンRouge』の１コマが描かれるまで～

2019年4月14日更新

めまぐるしく次々に展開される予想外、驚愕のシーン達！
そして……残酷なのに、美しすぎる登場人物達♥︎
圧倒的な画力と美的センスで、唯一無二の作品を作り上げる
坂本眞一さんに『イノサン』『イノサンRouge』を通してインタビュー！

『イノサンRouge』9巻より。

………前回のお話………
『イノサン』『イノサンRouge』は
どのようなステップを踏んで、あの精密で
華麗な絵が描かれていくのか……？

まずは作品のために作った衣装を
スタッフが着用するところからスタート！

ポーズ指導をしながら、撮影をして……、

ポーズが決まったら撮影。
パソコンに取り込み、絵の下地にする、
というところまで紹介させていただきました！

では今回も『イノサンRouge』の主役ともいうべき、
マリー・ジョセフ・サンソンが描かれる１コマを
丁寧に追っかけていきましょう！

写真＋下描き。
まずプロポーションをすっかり変えてしまいます！
モデルになったのは日本人男性ですが
フランス人女性に変化させるので
美しくほっそりと……。

ペンを入れます。まだ髪は入っていません。

人物に主線が入ったら、髪を描きます。

髪のパーツについて……。
繰り返し出てくるヘアのパーツなどは、
登場人物用に先に描いておいた
ものをチョイスして、組み合わせて繋いでいきます。
※これはマリー・サンソンではなく、
アントワネット用です！

刺繡飾りを選びます！

刺繡飾りを変形させます！

刺繡飾りに素材感やディテールを付けていきます！

さらに飾りを延長……。

ジャケットの裾にも天使の刺繡飾りを配置します！

さらに細かく配置。

さらに描き込み、質感もプラス。

影を入れます。

背景を入れたら、
完成～！！！

次回はーー
以上、フルデジタルで漫画を描く坂本さんの
漫画の描き方ステップを見せてもらいました……！

次回は、ちょっと昔に戻ってもらって、
最後のアナログ原稿を公開してもらいます！！
お楽しみに！！！

坂本眞一（さかもと　しんいち）
1972年大阪市生まれ、91年『キース!!』でデビュー。2010年『孤高の人』で第14回文化庁メディア芸術祭漫画部門最優秀賞受賞。2016年パリ・ルーブル美術館からの招致で「ルーブル美術館BDプロジェクト」に出展。現在は『イノサン』に続き「グランドジャンプ」で『イノサンrouge』を連載中。公式サイト（試し読み可）https://youngjump.jp/innocent/ 昨年末、Apple Booksから『坂本眞一　イノサン画集G』も出版、話題に！

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『イノサン』１－９巻に続き、現在『イノサンrouge』最新刊の９巻まで発売中！（集英社発行）

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インタビュアー／鈴木真理子（すずき　まりこ）
雑誌「KERA」「Gothic&Lolita Bible」「KERAマニアックス」の創刊編集長をつとめ、その後も「ETERNITA」「Miel」「tulle」などファッション雑誌の立ち上げを手伝う。原宿系ファッション、そして様々なカルチャーやアートが大好物！