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「勇気をもらった!」「ステキが詰まってる!」とネットで話題! マンガ『着たい服がある』の作者・常喜寝太郎先生インタビュー最終回

2018年8月23日更新

毎週木曜は、Twitterにアップされて話題となった、マンガ『着たい服がある』の作者・常喜寝太郎先生のインタビューを4回にわたってお届け! 今回で最後になります。『着たい服がある』は、8月30日(木)配信『週刊Dモーニング』で連載が決定。今回、インタビューとともに掲載するプロトタイプ版よりも、さらに作り込まれた内容になりますので、お楽しみに♪

マンガ『着たい服がある』は……
「憧れのロリータ服を着てみたいけど、なかなか勇気の出ない無口な小林さん。でも、人に何を言われても好きな服を着続ける同じバイト先の小澤くんを見て、自分も変わろう!と決意し、奮闘する」というストーリーです

常喜先生のTwitter(@TaketoraTsuneki)にアップされた
マンガ『着たい服がある』プロトタイプ版4話








『着たい服がある』で一番伝えたいのは、
なりたい自分になるのはステキだ!ってことです。

──今、周りに個性的なファッションの方はいるのですか?
周りはだいぶ落ち着いてきてますね。大学のときに比べると、ですけど。仕事柄もありますが、今も変わらないのは僕くらいです。大学時代は「安全だから」とか言って、全身ホームセンターの作業服を着てたり、レディースしか着ない男がいたり、めちゃくちゃ面白かったんですけどね。みんな個性的だからいろいろなファッションに理解があるし、共通点もあったんですが、自分と同じ系統の人とは出会えなくて。そもそもRoenとかスカル系を着てる人がいなかった。でも一度、アシスタントで入ったマンガ家の先生がまったく同じ感じだったんですよ。その服、俺も持ってるし!っていうことが結構あって。あれは感動しましたね。その先生がMASTERMIND TOKYOのアウターを着てたときがあったんですが、それがすごくカッコよくて、今でも探し続けてます。いつか手に入れたい。

──オリジナルを追求しつつも、やはり仲間がいるとうれしかったりしますか?
そうですね……。当時はショップに行くのも1人だったので、新作着てて気づいてくれたり、「あそこの新作見に行きました?」とか「これ、カッコいいですね」っていう会話ができるのがショップスタッフさんくらいしかいなかったんですよ。さっき話した先生とも、そんな話まではできなくて……。でも、同じブランド好きです! 同じ服を着てます!っていうアピールはめっちゃしてました(笑)。

──自分のファッションを親に反対されたり、周囲の視線を感じても自分を貫くにはどうしたらよいと思いますか?
僕も高校のときは親にいろいろ言われてました。実家に猫がいるんですが、「猫は裸であんなにかわいいのに、あんたはなんでそんな高い服ばっか買うん?」って(笑)。もし、親の理解が得られなかったり、世間の目が気になったとしても、それって意外と浅かったりすると思うんです。頭ごなしに怒ってたり、自分たちが知らない世界を見て、もの珍しくて、そういう目を向けてきたり。でも、そういうのに信念は負けないと思うんです。今って、自分がなんでそれをしたいのかっていう信念が見つかってないのに、とりあえず、何となくって人が多いように感じてて。どうしてこの服を着たいのかって真剣に考えたとき、自分の中にマインドというか……言葉にできる部分が出てくるじゃないですか。そういう言葉のパワーを僕は信じてて。いくつになっても、その強い言葉は自分をずっと支えてくれるものだと思ってます。これから『週刊Dモーニング』で連載がはじまる『着たい服がある』は、今、服のことで親にいろいろ言われてたり、世間の目が気になってる人の手助けというか、心の支えになれればいいな、という気持ちで描いてます。

──若い世代の人たちの背中を後押ししたり、勇気づけるような?
そう……ですね。そういう気持ちがあります。若い人っていうか、僕もまだ20代なので偉そうなことは言えないんですが(笑)。ただ、日本は人と違うことしてると叩かれちゃう、だから同調するっていうのがあると思うんですよ。スマホが普及して、流れてくる情報をそのまま受け取って、そういうものだと信じられてるものを「それは違うんじゃないか」と言ったら変わりもの扱いというか。そういう攻撃が、好きな服や変わった服を着てたりすると飛んでくる。今は多くの人が自分の考えを持たなくなってきてると思うんです。みんなに合わせればいいやっていう感じで。でも、そうじゃない。「違う」と声をあげた人が変わりもの扱いされちゃう世の中を、僕は変えたいって思ってて。だからといって、人と合わせずに自分勝手になれっていうわけではなく、考えなしに周りに合わせろ感を出してくるっていう風潮を変えていきたいと思ってます。僕が『着たい服がある』を通して一番言いたいことは、なりたい自分になるってことはステキなんだぞ!ってことで。その背景に、人に流されてるような考え方を変えていこうっていうのがあって。マンガの題材にしてるロリータの人だけじゃなく、いろいろな人がそう思ってくれればいいなって思ってます。まだまだ微力ですが、Twitterでマンガが拡散されただけで「着ようと思ってた服があったんだけど、なかなか怖くて着れなくて。でも、今日は着てみます!」って人が何人かいて。少しずつだけど、そういうのが発信できて、ちょっとずつでも変わればいいですね。その方がおもしろいし、楽しいと思いますし。

──最後に、常喜先生の考えるファッションとは?を教えてください。
「自己表現」っていうとちょっと固いかなって思うし、うーん……「なりたい自分」っていうのが一番しっくりきますね。例えば、僕は「今日はこういう服で行きたいな」って考えながら服を選ぶので。相手に表現したいっていうより、自分はこうしたいって感じなんです。そういう意味で、僕の考えるファッションは「なりたい自分」になりますね。


♪『着たい服がある』は8月30日(木)より、『週刊Dモーニング』にて連載が決定!
WEB版→http://d.morningmanga.jp
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