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本日公開！　平坦な戦場で、僕らは孤独になる──。岡崎京子の伝説のコミック「リバーズ・エッジ」をついに映画化！

2018年2月16日更新

毎週金曜日は、最新のカルチャートピックスやトレンドニュースをお届け！　今日は、欲望と不安の中で生きる若者たちの青春を描いた、漫画家・岡崎京子の衝撃作をついに映像化した映画『リバーズ・エッジ』のご紹介です。

愛と暴力歳を前に鈍く光りだす、痛々しいほどの青春ストーリー

　繰り返されるリアルなセックスと暴力、日常を生きることの違和感といった、若者たちの心の揺らぎを描いてきた漫画家・岡崎京子。雑誌「CUTiE」で1993～94年にかけて連載された彼女の代表作「リバーズ・エッジ」は、とりわけ青春漫画の金字塔として時代、世代を超えて熱狂的な支持を集める。その圧倒的名作が発表から20年以上の時を経て、ついに豪華キャスト＆スタッフのもとに映画化される！
　閉ざされた高校生活の中で感情や愛情、欲望を持てましながら不器用に生きる。あなただったかもしれない、登場人物たちを浮き彫りにしながら、物語は大胆に加速していく──。

圧倒的な存在感と演技力で、20代の女優の中で唯一無二の光を放つ二階堂ふみが演じるのは、自由に生きようとする女子高生・若草ハルナ。

執拗ないじめに遭い、河原の死体を心の拠りどころにしているゲイの山田に、作品へのオファーが絶えず、主演待機作が目白押しの人気俳優・吉沢亮。

ファッションモデルや女優として活躍するSUMIREは、ハルナと山田の3人で河原の死体の存在を共有する後輩でモデルの吉川こずえを好演。

横暴で寂しがり屋。そして、ハルナの恋人でありながら、ハルナの友人・ルミとも体の関係を続ける観音崎を演じたのは上杉柊平。

山田への異常な愛を加速させる田島カンナ役に森川葵と、これからの日本映画の新時代を担っていく、華やかな若手俳優たちが今作に集結。

＜作品紹介＞
映画『リバーズ・エッジ』
2月16日（金）より、TOHOシネマズ新宿ほか全国ロードショー！

【STORY】若草ハルナ（二階堂ふみ）は、彼氏の観音崎（上杉柊平）がいじめている山田（吉沢亮）を助けたことをきっかけに、夜の河原へ誘われる。そこに放置された“死体”を前に「これを見ると勇気が出るんだ」という山田に絶句するハルナ。さらに山田と死体の存在を“宝物”として共有する後輩でモデルのこずえ（SUMIRE）が現れ、3人は決して恋愛には発展しない特異な友情で結ばれていく。ゲイであることを隠し、街では売春をする山田。そんな山田に過激な愛情を募らせるカンナ（森川葵）に、暴力の衝動を押さえられない観音崎、大量の食糧を口にしては吐くこずえ。そして、観音崎と体の関係を重ねるハルナの友人のルミ（土居志央梨）……。閉ざされた学校の淀んだ日常の中で、それぞれが爆発寸前の“何か”を膨らませていた。そうした愛憎や孤独に巻き込まれ、強くあろうとするハルナもまた、何物にも執着が持てない空虚さを抱えていた。そんなある日、ハルナは新しい死体を見つけたという報せを、山田から受ける──。