アントワネットの食事も登場!? 世界の歴史を食べる本「歴メシ!」が話題沸騰中!
2017年9月15日更新歴女を奮い立たせ、そうでない人も「なるほど!!」と気軽に楽しめる、世界の歴史×料理レシピがテーマの本がただ今、TVやラジオで取り上げられ、話題沸騰中! その名も「歴メシ!世界の歴史料理をおいしく食べる」。
さらに「おいしく世界史」という、ドイツ在住経験のある日本人がヨーロッパの食と歴史をわかりやすく書いた本も…!「読書の秋」と「食欲の秋」を同時に満喫できる、これらの本の中をチラ見してみましょう!
左:「歴メシ!世界の歴史料理をおいしく食べる」遠藤雅司(音食紀行)著、¥1,700(税抜)/柏書房刊
右:「おいしく世界史」庭乃桃著、¥1,500(税抜)/柏書房刊
「歴メシ!世界の歴史料理をおいしく食べる」より、ルイ13世の宴席の様子。この本では、こんな版画など絵画や映画などでしかお目に掛かれない、昔むかしの料理にズームUPしていきますヨ…★
まずはこの「歴メシ!世界の歴史料理をおいしく食べる」遠藤雅司(音食紀行)著、¥1,700(税抜)/柏書房刊。
これは「音食紀行」というプロジェクト名で、4年前から精力的に、世界の歴史に関わる食事と音楽を共に楽しむイベントを開催してきた、知性とバイタリティみなぎる歴史料理研究家・遠藤雅司さんが、今までイベントで出した料理レシピをまとめて1冊の書籍にしたもの。
歴史料理研究家・遠藤雅司さん。最近TV、ラジオで紹介されまくっています★ 会社勤めなのだそうですが、プライベートタイムにはたくさんの書物から紐解き、日本で再現できる「歴メシ」を研究! 週末にはイベントを開催、全国を回り、「歴メシ」を広めています!
「音食紀行」イベントでは、古今東西の世界の食事を楽しめるだけでなく、当時演奏されていた音楽を聞きながら食事したり、専門家を招いて食に関わるうんちく話を聞いたりできるとあって、ツイッターなどを通じて、ファンを着実に増やしてきました。そしてその成果が実を結び、ついに一般書店流通する書籍となったというわけなのです!
いったいどんな本なの!?まずはそのコンテンツを見てみましょう!
Chapter.1
ギルガメッシュの計らい
古代メソポタミア(紀元前3000~紀元前400年頃)
エッセイ「紀元前から変わらぬこと」他5編
向かって右、獣と闘っているのが古代メソポタミアの伝説の王、ギルガメッシュ。『ギルガメシュ叙事詩』には、ビールとパンが登場する
…ふむふむ。時代のことも、ギルガメッシュとはどういう人なのかもよくわかるみたいですね!
古代メソポタミア料理5種のレシピ付き!
こちらは「古代小麦とラム肉のシチュー」。
メソポタミア風だしの作り方から、説明付き!
古代小麦とありますが、デュラム小麦でも代用OKとあります!購入が楽なもので作られている様子なのも嬉しいですね!
続いてChapter.2から8までずずっと見てみましょう!
Chapter.2
ソクラテスの腹ごしらえ
古代ギリシャ(紀元前800~紀元400年頃)
エッセイ「響宴前の腹ごしらえ」他5編
真ん中がソクラテス。最期は無実の罪を着せられ、毒ニンジンの汁を飲まされ亡くなった。ちなみにこの時代は、専用の食事用ベッドに寝て食事した
古代ギリシャ料理5種のレシピ付き!
こちらは「トロネ風サメのステーキ」
簡単な材料で作るハーブ塩や、魚醤を混ぜて作るドレッシングが、味のポイントに!
Chapter.3
カエサルの祝宴
古代ローマ(紀元前600~紀元400年頃)
エッセイ「カエサルは味音痴?」他5編
ガイウス・ユリウス・カエサル。古代ローマ帝国の基礎を作った政治家。彼は味音痴だったという節が…
古代ローマ料理5種のレシピ付き!
こちらは「サラ・カッタビア」
古代ローマ風チキンサラダのこと! 鶏だしの染みたクルトンが美味♥︎
Chapter.4
リチャード三世の愉しみ
中世イングランド(15世紀)
エッセイ「骨が語る食料事情」他5編
ばら戦争の時代に生きたリチャード三世。孔雀、鯉、白鳥などを食していたという
15世紀イングランド料理5種のレシピ付き!
こちらは「中世風アーモンドライス」
シナモンや白ワインで煮込んで作ります!
Chapter.5
レオナルド・ダ・ヴィンチの厨房
ルネサンス期イタリア(16世紀)
エッセイ「レオナルドの家計簿」他5編
レオナルド・ダ・ヴィンチ。「メモ魔」で、作品のアイデアから、買った食材までなんでも書き留めていたそう
ルネサンス期イタリア料理5種のレシピ付き!
こちらは「イチジクの温製サラダ」
干しイチジク、そら豆、タマネギを使った、ほんのり甘いサラダ
Chapter.6
マリー・アントワネットの日常
フランス・ブルボン朝(18世紀)
エッセイ「食べまくる王族たち」他5編
マリー・アントワネット。彼女のプライベートの館プチ・トリアノンでの晩餐会では、毎回50品目以上の料理が客人に出されていたという
ブルボン朝時代フランス料理5種のレシピ付き!
こちらは「ヒラメのホワイトソースがけ」
いかにもフランスらしい、宮廷料理のメインディッシュのひとつ
Chapter.7
ユーゴーのごちそう会
フランス・ナポレオン時代(19世紀)
エッセイ「レストランの誕生」他5編
小説家ヴィクトル・ユーゴー。作品『レ・ミゼラブル』の中で「1日目は肉を、2日目は脂を食べ、3日目は骨をしゃぶった」とあるのは、もしや彼自身のこと…!?
ナポレオン時代フランス料理5種のレシピ付き!
こちらは「オニオンスープ」
シンプルだけどカラダにじわっと効きます!鶏のフォンの作り方も学べます!
Chapter.8
ビスマルクの遺言
プロイセン王国&ドイツ帝国(19世紀後半)
エッセイ「遅れてきた救世主ジャガイモ」他5編
ドイツ統一に尽力した、鉄の宰相ビスマルク。大食いで、73歳の時でも1回の朝食で、キャビア、ソーセージ、ニシン、アンチョビ、ポテトサラダをぺろり平らげていたとか
プロイセン王国&ドイツ帝国料理5種のレシピ付き!
こちらは「ザワークラウトの白ワイン煮込み」
すでにおなじみのキャベツの酢漬け料理「ザワークラウト」のアレンジ編を紹介!
以上で全部です!主にヨーロッパの古代と近代の食事が、8テーマあって、レシピは各5種紹介。全40種というわけですが、これが従来の世界の料理本と違って、日本で購入しやすい食材がメインなんです!なので、「これってどんな食材?」「味が全くイメージできないよ!」ということがありません!
とてもわかりやすい文章だし、どこから読んでもOK、とあって、気軽に読めるのが嬉しい★ でも実は情報量たっぷり、密度こってりで、なかなか読み切れない、お買い得感満載の1冊です!!
9月23日には、KERA styleにて「音食紀行」イベント潜入レポートもUPしますね★ お楽しみに!
さて、料理本をもう1冊ご紹介します!
「おいしく世界史」庭乃桃著、¥1,500(税抜)/柏書房刊
こちらは、ドイツに住んでいた、料理食文化研究家の庭乃桃さんが著した、ヨーロッパを中心とした、料理本。料理のレシピは14種。決して多くはないですが、イースターやハロウィーンなどキリスト教の祭事に食べられるものは何か、そのルーツは何なのか。またヨーロッパの野菜の王様は何なのか、ハーブとスパイスの違いは何なのか、ジャガイモは何故「大地のリンゴ」と呼ばれるようになったのか、などなど西欧好きにはワクワクのお話がいっぱい♥︎ さらりと読んで、知識がたくさん楽しく身につく本です♪
世界の(とくにヨーロッパの)歴史や文化、料理に関心のある方には、この2冊、どちらもおすすめです♪
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