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こんな肖像画アリっ！？「アルチンボルド展」で笑っちゃおう！

2017年8月26日更新

16世紀のだまし絵キング!? 　画家「アルチンボルド」の作品が大挙、来日中…

ヨーロッパの名家・ハプスブルク家に仕えた、16世紀の宮廷画家として名高いアルチンボルド。彼の描いた肖像画は、人物の顔は野菜や果物、果ては魚や鳥など動物などで埋め尽くされているばかり…！これらは「寓意的な肖像画」と呼ばれているのですが、この奇妙な絵画達が集められ、ただ今、東京・国立西洋美術館で展示されています！　彼の作品は、一部のファンの間では知られているものの、日本ではなかなかお目に掛かれるチャンスがありませんでした。ユーモアと知性と、とんでもない画力に満ち満ちたこの作品をたくさん見られる、この機会を逃さないで！会期は9月24日までです！

おもしろ肖像画を描いて、皇帝のハートをキャッチ♥︎

現在こそカメラやカメラ機能付き携帯電話があって、皆、自分の姿を簡単に写真に残すことができますが、カメラができる前は、自分の姿は絵や彫刻に残すしかありませんでした。とくに王家の人々は、王家代々の人の姿を残したり、お見合い相手や、離れていく家族、様々な人に配るために肖像画がとても大切でした。

そこで必要になったのが、宮廷付きの肖像画家です。王家の人を前に描いたり、あるいはすでに描かれた肖像画を複製する仕事であったり…。16世紀にオーストリア・ハプスブルク家に雇われた画家アルチンボルドは、そんな肖像画家として雇われたのです。

が、ある日、皇帝に野菜や果物で構成された肖像画を献上し、すっかり気に入られることに。以後皇帝が三代変わっても彼自身が引退を申し出るまでハプスブルク家のために絵を描き続けました。

　果物や野菜で構成された頭部だけでなく、衣服にも注目を！首もとに、アルチンボルドの名前が編み込まれている

ちょっとキモい感じが素敵な♥︎『四大元素』シリーズ

当時、世界を構成すると考えられていた、四つの要素《大気》《火》《大地》《水》をテーマにした『四大元素』シリーズ。ここには世界中から宮廷のコレクションルームに集められた動植物や、王家のシンボルなども描きこまれました。知性と笑いが詰め込まれたこれらの絵画に、王家の人々は熱狂したのです。

上から見ても、下から見ても不気味な「上下絵」

ハプスブルク家でのおつとめを終えた後も、アルチンボルドは故郷イタリアで、滑稽な絵を描き続けました。これは
「上下絵」と呼ばれるもので、コックを描いた絵ですが、ひっくり返すと肉の入ったお皿に見えます…！

おまけの楽しみ！「アルチンボルドメーカー」で自分も作品になる！

アルチンボルド展入り口向かいにある「アルチンボルドメーカー」。ここでは自分の顔が、野菜や果物がミックスされて、アルチンボルド風作品になります。

ケラっこにオススメの「アルチンボルド展グッズ」３点！

オススメ　おみやげグッズ　ナンバー１「デザインフェイスパック」税込￥500
自分の顔が一瞬で「アルチンボルド」風に…！

オススメ　おみやげグッズ　ナンバー２「アルチンボルド　アートソックス」税込￥2,386
アルチンボルドの作品をプリントした、ショートソックス！アート系、原宿系お洒落の好きな方は是非！

オススメ　おみやげグッズ　ナンバー３「貼って描けるアルチンボルド『春』マスキングロールステッカー」税込￥1,080
4本のマスキングロールステッカーと、台紙がセットに！自分でアルチンボルドの作品『春』を作ってみよう♬