えんそく宿願の赤坂BLITZ公演 大成功ッ!
2017年11月19日更新10月13日の金曜日に、永遠の悪ガキバンド・えんそくの赤坂BLITZ単独公演が開催されたよ。
えんそくならではの悪ふざけで謎の空間と化した、当日の赤坂BLITZの様子をレポート!
えんそくというバンドを、もし知らないのならぜひ今すぐGoogle先生に聞いてみて。ケラ!ッコなら、きっと好きな要素がたくさん詰まっているバンドだから。
えんそくに出かけて、そのまま返ってこなかった悪ガキたちがいた。彼らは永遠のえんそくに出かけたまま、悪の秘密結社を作ったらしい。
終わらない青春を掲げて活動するえんそくの歌う世界には、そんなワクワクするような物語がたくさん詰まっているんだ。
1999年のハルマゲドンを語る独白と共に、舞台に張られたスクリーンに映し出される4つの影。ぶう(Vo)、クラオカユウスケ(Gt)、Joe(Gt)、ミド(Ba)の4人のメンバーたちだ。
『12モンスターズ』のイントロが始まると、ピンクのペンライト(えんそく曰く“光るトレーニングモッシュ棒”)を掲げて、会場中が跳ね回る。骸骨マイクを携えたぶうが『1999年のブルース』に合わせて手を掲げると、客席からもたくさんの手が挙がる。奇妙に横揺れする客席が異様な雰囲気を醸し出す『惡のミカタ』。
えんそくのライブは、いつでも客席がスゴいのだ。
ぶう曰く「ライブとは、何を於いてもバカにならなきゃいけない!」のだそうだが、ステージ上も客席も、その楽しみ具合に毎度圧倒される。
そんなえんそくとファンの真剣勝負のような空間が、赤坂BLITZで展開されていることに、なんだか感慨深いものを感じる。
グルグル回ったり、スクワットしたり、小刻みに揺れたり……よく考えるとイマイチ意味のわからない振り付けを全力でやるのも、えんそくのライブの楽しみのうちのひとつ。
その中でも最大級のアッパラパー具合を誇り、ライブの最大の見せ所ともなっている『ゴードン』では、赤坂BLITZ全体をたくさんの機関車が走り回った。
何を言っているのかわからないと思うが、これがどういうことかは、いつかぜひ自分自身の目と耳でえんそくのライブで体感して欲しい。機関車になったりゴリラになったり、えんそくのライブには不思議なことがいっぱい起こるのだ。
MCでは「今日、この場に来ているだけで100点満点だ!!」というぶうの言葉通り、たくさんのファンで埋め尽くされた赤坂BLITZを見渡して、バンド全員が満足そうな表情を浮かべる。そのことに感動したのはライターである私だけでなく、会場中の全員もきっと同じ気持ちだっただろうと思っている。
『金曜日のチェンソー』では特効スモークが飛び出し、『U.F.Oが来るまで』ではえんそくのライブの楽しさを凝縮したような奇妙な振り付けを披露する。途中で挟まる茶番も、ライブの見どころのひとつだ。えんそくに出かけて帰ってこなかった悪ガキたちが結成した悪の秘密結社「ウシノシタ団」、その後を伝えるファンタジックな世界観の『天獄への十三階段』ではえんそくワールドが全開だ。
しかし順調にライブが進む中、突然停電が起こり、演奏がストップしてしまった! 客席もザワザワと戸惑いながら、“光るトレーニングモッシュ棒”であたりを照らし機転を利かせる。そしてモニターに映し出されたのは、記録的大雪のニュース。会場の混乱をよそに、演奏が始まり『白いテレビ』へ。停電は演出だけど、歌詞の世界観のようにあたかも外では大雪が降っているかのような感覚に陥る。
バックドロップの横に巨大なアリス像が現れた『アリス・エクス・マキナ Type:ABreast』では、クラオカ&Joeの派手なギターソロに、観客もヘドバンで迎え撃つ。
『少女戦闘員M、踊る。』では客席の発する気合がすさまじく、『ツンドラの暴君』ではあまりにもロックなステージングを披露するメンバーに会場の熱気も急上昇。
『キャトル』でタオルを回した後は、2018年5月5日にアルバム発売&中野ZERO大ホールでワンマンが行われることが発表され、客席からは大歓声。
『狂い咲く春のはじめ方』では扇子をひらひらさせる極めてV系らしい振り付けを見せつけ、本編ラストの『宇宙大天使土曜日』では満場の幸福感(ぶう曰く“アッパラパー”)を煽るように、天井から風船が降ってくる。
会場中を満面の笑みが埋め尽くしたところで、えんそくたちはステージから颯爽と去っていった。
もちろん、客席がこのまま黙っているわけがない。「ガンダーラ!」のかけ声と共に、アンコールを求める客席。
再登場したえんそくたちは、アンコール早々にぶうお得意の長時間トークに突入(笑)。
それでも「日々の中でつらこと、イヤなことたくさんあるよね? そんなとき、世界をぶっ壊してほしいときはえんそくのライブに来てください」というひと言で締めたぶうは、さすがのフロントマンぶりだった。
アンコールの『狂い時計のネジ巻きマキナ』は、えんそくメンバーが楽器を置いて踊り出す変則ナンバーだ。
客席もステージに倣って踊りまくり、カラーテープが飛び出し会場に降り注ぐ。アッパラパーの最たるもののような姿を見せつけながら、会場中が一体となってその空間を楽しみ尽くす。
この日の最後のナンバーは、『最後のえんそく』。
えんそくに出かけて帰ってこなかった悪ガキたちは、たくさんの仲間を引きつれて、秘密結社を作った。そう、未だに終わらないえんそくの途中の彼らは、赤坂BLITZという大きな遊び場を通り過ぎて、次の遊び場を目指すのだ。
彼らのえんそくに加わりたいという人もいるかもしれない。そのときはぜひライブ会場に足を運ぶといい。彼らのえんそくに加わったら、きっとあなたも戻ってこられないこと間違いナシだ。
えんそくHP http://ensoku.in/
写真提供協力 ウレぴあ総研
【セットリスト】
1.12モンスターズ
2.1999年のブルース
3.惡のミカタ
4.とってもマッケンロー
5.机上の空論実行部隊
6.スーパーゴードン
7.ゴリラの丘
8.イルキメラ・キッド
9.金曜日のチェンソー
10.狂ったセカイと時計仕掛けの神様
11.U.F.Oが来るまで
12.天獄への十三階段
13.白いテレビ
14.アリス・エクス・マキナ Type:ABreast
15.「ここがお前の死に場所だ!!」
16.少女戦闘員M、踊る。
17.ツンドラの暴君
18.キャトル
19.狂い咲く春のはじめ方
20.宇宙大天使土曜日
EN1.狂い時計のネジ巻きマキナ
EN2.最後のえんそく
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